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行きつけの医者へ。朝早くから患者が沢山並んでいるので気合を入れて診察90分前に来たけれどおばあちゃんが一人既に順番待ちをしていた。今日は天気がよく順番待ちのベンチの前は田圃で緑が眼に優しい。集団登校の小学生や中学生達がわらわらと横切って行く。ベンチにはおばあちゃんが一人また一人と腰を下ろし段々と香水の香りで息が苦しくなってきた。  辛抱強くなりたい。

今更ながら映画「ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」をDVDで観た。周りから「良い」「良い」と言われて予告編を観たら観たくなった。ピナバウシュが生きてる時から「あれは感動するよ」と周りの誰もが口を揃えて言うのが逆に天邪鬼な自分の興味をそそらなかったのかも。触れるタイミングというのも大事で、10代にハマり未だにたまに聴く尾崎豊の音楽も、今このタイミングで初めて聴いたならスルーしているような気がしてならない。ダンスはそれ程頻繁には観に行ったことがない。昔、大野一雄の公演を観に行ったことがある。モノクロの白塗りした大野一雄の小さい写真を見て、それだけで興味をそそられて予備知識も無しに観に行った。モノクロだったので白塗りかどうかすらわからなかったけれど。舞踏の公演なんて初めてで緊張しながら観に行ったが、公演の最後にプレスリーが流れ大野一雄が黒いスーツかタキシードかを着て踊った。なんだかわからないけれど感動した。初めての舞踏も面白かったし、難しそうなイメージの表現に突然現れたプレスリーも意外だった。でも全ては大野一雄の圧倒的な存在感だった。山程の歴史を積んだ老齢の男性が観客の前でソロダンスをしているそのことだけが圧倒的で感動した。なんかわからんけど凄いと感動したことは時間が経っても鮮明に覚えている。若いほうがよい表現もあれば、若くないほうがよい場合もある。ピナバウシュ、もう少し色々探して観てみよう。

今日は近所の、駱駝という四川料理の店で初めて昼食をとった。麻婆豆腐が好きなのでそれを注文。かなり辛かったが美味しかった。相席で前に座っていた女子大生も同じメニューおそらく完食できない様子。辛いっていうより痛いよね!痺れてるよ!と連れの女子に力説していた。今日は暑い一日だった。